私は日本が好きだ!だからこそ国籍は選べる時代になればいいのにと思う
こんにちは、みほつー ( @Miho2blog )です。前回からまた間が空いてしまった…。
最近話題になっている、二重国籍について
海外に住んでいる今、もっぱら日本のニュースをチェックするのは主にながら作業しながらJapaNews24をyoutubeで聞いたり、あとはHUFFPOSTを見ることが多いです。
あとはツイッターかな?
ここ最近よく目にする投稿がたくさん出てきました。
時代遅れの法律。二重国籍が認められていれば、カズオ・イシグロだって日本国籍を捨てる必要はなかったわけで。いつまで鎖国を続けるんでしょうね。→「外国籍取得したら日本国籍喪失」は違憲 8人提訴へ(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース https://t.co/3vfOKEkLVk
— 想田和弘 (@KazuhiroSoda) 2018年2月25日
https://t.co/vmsNtHjkTG
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) 2018年2月25日
これから少子高齢化に加えて国際的に活躍する日本人も増えてくるのに、二重国籍者を排除するなんてもったいない。保守やリベラルなんてクソの役にも立たない概念にとらわれることなく、二重国籍を堂々と認める野党が出てくることを期待。維新じゃ、無理だろうな。
二重国籍にするというのはそういう事。ワタシだって認可されていたらとっくの昔にドイツ国籍取ってたよ。但し、美味しい汁を吸う人ばかりになったら国は破綻する。だからワタシはドイツの二重国籍導入には昔から反対している。 https://t.co/m3CxuQLp0K
— satalbe🍚🍶 (@satalbe) 2018年2月25日
他の媒体でもこの二重国籍の問題に関する意見はさまざまでした。そもそもなぜこの問題が最近また話題になっているか?
二重国籍を違憲とする訴え
日本人として生まれても、外国籍を取ると日本国籍を失うとする国籍法の規定は憲法違反だとして、欧州在住の元日本国籍保持者ら8人が国籍回復などを求める訴訟を来月、東京地裁に起こす。弁護団によると、この規定の無効を求める訴訟は初めてという。
弁護団によると、原告はスイスやフランスなどに住む8人。すでに外国籍を得た6人は日本国籍を失っていないことの確認などを、残り2人は将来の外国籍取得後の国籍維持の確認を求めている。
原告側が争点とするのは「日本国民は、自己の志望によつて外国の国籍を取得したときは、日本の国籍を失う」とした国籍法11条1項の有効性だ。
原告側は、この条項が、「兵役義務」の観点などから重国籍を認めなかった旧憲法下の国籍法から、そのまま今の国籍法に受け継がれていると主張。年月とともに明治以来の「国籍単一」の理想と、グローバル化の現実の隔たりが進んだ、としている。
朝日新聞デジタルの記事より一部抜粋
日本とフランスの国籍法の違い
私自身フランス国籍の主人と結婚をしたことでこの問題を身近に感じるようになりました。もしこのことがなかったら正直あまり関心を持っていなかったトピックかもしれません。
島国で鎖国時代を経験した日本には2018年になった今でも単一民族である意識が根底にあるのか【日本人であること】が当たり前という認識ですが、一歩外に出ると大陸続きの国々があって血筋が混ざっていることも珍しくはありません。生まれ育った国だけが、1つの国だけが自分の国籍とは限らないんです。国によっては重国籍が認められていて、自分に所以がある国の国籍を保有することができます。
日本では重国籍は認められていません。なので何らかの理由で他国の国籍を取得をした時には日本の国籍を喪失するという扱いになります。まぁこういう法律があるのは理解できるんですが、喪失っていう言葉を使うのはなんかとっても違和感があります。なんか他にいい方ってもんがあるんじゃないの?って思う。
対してフランスは一定の条件はありますが重国籍が認められている国。だけど日仏間に関していえば22歳になるまでにどちらか1つの国籍を選択しなければいけません。(日本が重国籍を認めていないため)
自分自身ではなく子供のことについて考えてみた
国籍について調べれば調べるほど国の数だけ背景や文化があるんだから一概にこれが正しい!っていう答えは1つではないんだなっていうのをひしひしと感じて、改めて簡単な問題じゃないんだっていうのを思い知らされました。
ただそんな中で思ったのは日本でも重国籍を持つことを許可してほしいなということ。自分のことだったら自身でした選択だから、悩むことがあろうが後で後悔をしようが自己責任という形で納得することができる。
でも…子供に関してはどうだろう?子供ができたらその子は日本とフランスの2カ国のルーツを持つわけで。どこでどのように、どういう育て方をするかでどうなるか分からないけど、成長する過程の中でいろんな環境に揉まれて、どのように考え、何を思うんだろう?
冷たく聞こえるかもしれないけど、子供のアイデンティティーは親が決めつけるものではなく、その子自身の問題。でもそんな大きな選択を成人したばかりの子に決めさせることって相当な負担のように思うわけなのです。
そしてこれは完全に親のエゴで、子供には絶対に言ってはいけないことだと思うんだけど、仮に子供がフランス国籍を選んだら、その意思はもちろん尊重するけど、私の心の奥底では日本が選ばれなかったことに対して少し悲しい思いをしそうな気がする。その選択を強いたのは私たち、そして国の法律だから子供には責任はない。
いざ自分自身がこの問題に直面することになったらどう考えるんだろう?
さいごに
法律やルールなど統制をとるための一定の縛りは必要なものではあるけど、時代が変わっていってグローバル化が進むこの時代なんだから、時代のニーズに合わせて徐々にでも変わっていってもいいんじゃないかな?と思います。
一気に変えるとどうしても歪みが起こりやすいのでので少しずつ少しずつ。
世界中の誰しもが自分のルーツやアイデンティティーに誇りと自信を持って主張できる時代が早くくればいいなと思います。